システムエンジニアの退職ポイント!後腐れなく辞めるための準備

システムエンジニアを辞めたいあなたへ

周囲への伝え方と必要な準備

Pocket

周囲や取引先に退職する旨を伝えるタイミング

システムエンジニアが退職する決意をした場合、まずは直属の上司へ口頭で退職意思を表明しなければなりません。ここで、間違っても仲の良い同僚や親しい後輩などへ先走って伝えないように気をつけましょう。万が一にも、上司へ伝える前に周囲から退職する意思が伝わってしまった場合、あまり良い会社の去り方ができない可能性があります。というのも通常は、先に上司へ辞めたい意思を伝え、繁忙期や手続き期間などを考慮し退職日が決定した後、上司と相談して決めたタイミングで周囲へ伝えるのが一般的だからです。自分にとって退職は新しい出発の門出であっても、会社に残る人たちにとっては負担がかかったり士気が下がったり、さまざまな思いが残るもの。これらを考えると、上司に退職意思を伝えるよりも先に周囲へ漏らしてしまう行動は、常識から外れていると言えます。取引先やお世話になった方など、関係者へ退職することを伝える際にも細心の注意を払いましょう。業務や後任者との顔合わせなどスケジュールを組む必要があるため、上司としっかり相談しベストなタイミングを見計らって退職を知らせることが大切です。

余裕を持って引き継ぎを

後任者へ業務を引き継ぐ際は、時期的にもメンタル的にも余裕を持って対応できるようスケジュールを組んだほうが良いでしょう。あまりにも退職日ギリギリでの引き継ぎとなると、現場は混乱してしまうかもしれません。そのため、退職希望日を設定する時点で、繁忙期を避けた時期や進行中のプロジェクトの切れ目、引き継ぎの期間を逆算するなど日程を考慮することが望ましいです。取引先を受け持つシステムエンジニアの場合は、相手先と後任者の顔合わせや取引内容の共有など、引き継ぎ業務がさらに複雑化します。そのため、文書やマニュアルを作成するなど、後任者への引き継ぎをスムーズに行なうための準備をするのも良いかもしれません。こうした入念な退職準備を行なうことで、心置きなく職場を離れることができます。

最終日のあいさつは感謝を述べる

退職日となる勤務最終日は、たいていの方が職場の仲間を前にして退職のあいさつをすることでしょう。このときに注意したいのが、会社への不平不満を口にしないこと。いくら会社の待遇や給料、人間関係が良くなく退職に踏み切ったという場合でも、最後だからと決して後味の悪くなる言葉を残してはいけません。会社に残る人たちにとっては、最終日のあいさつが印象に残ってしまい、その後に関わるかもしれない人脈を崩すことになってしまう可能性もあります。立つ鳥跡を濁さないためにも、退職日の最後のあいさつはこれまで会社で働いてきた方々への御恩や感謝の気持ちを述べましょう。エピソードを交えて、会社で学んだことを伝えたり、仲間の活躍を祈願する言葉を残したりするのも好感度が持てます。後腐れなく会社を去るには、建前と言葉選びも必要なのです。

こちらもぜひ!